不満=問題 | 新宿ではたらく部長のブログ

不満=問題

不満を持たない人なんてなかなかいないと思います。


私は不満だらけかもしれません。


たとえば弊社の状況で不満を抱かない人がいればそれを疑います。


赤字が続いている。


資金繰りが悪化している。


上場企業でありながら非上場企業に買収されている。


どう考えたって問題だらけ。


そりゃ不満も募るというものです。


どう考えたって問題だらけ→なので問題を改善や解消する必要がある。


たとえば自分の家が火事になる=問題ですね。


そうしたらそうしますか?


火を消そうとしますね。


なんだったら火事にならぬよう未然に防止策も打つわけです。


自分の家が火事なのに火を消すな!


と言われたらどう思いますか?


不満ですよね。


こうすべきだ!ということが否定され押さえつけられるわけですから。


もしそれを・・・


「そうですね・・・燃やしときましょう」


というのは感覚が麻痺していますね。


皮膚感覚とでも言いましょうか。


上記は極端な例ですが、仕事においては曖昧なものが多い。


また上下関係がありますから麻痺しかねません。


余談ですが、昔の上司で不正をしている人がいました。


当時の私は入社1.2年足らずのペーペーです。


その上司に意見を言おうモノなら飛ばされそうな不安もありました。


しかしその上司の更生を願い、遠まわしに「やめましょうよ」と進言しました。


その数日後に私は見事に飛ばされました。


そこで私のとった行動は・・・・


部下からの進言では更生の見込みが無い。


私は間違っていないので不正の証拠をかき集める。


そして不正していた上司のさらに上の上司に報告。


その当日に不正をしていた上司は懲戒解雇されています。


このような上下関係はあるし、上司には何らかお世話になっている。


なんていうのもあります。


仕事は複雑です。


それであるがゆえに問題を問題として発見できない。


これは皮膚感覚が麻痺している状態です。


たとえばお客様が怒る。


その怒る理由はごもっとも。


しかしその怒る理由が解決できない。←部分的な麻痺状態。


最悪は怒る理由がわからない。←完全な麻痺状態。


問題=不満。


不満=問題。


しかしそれらは改善するためにある。


それがあってその改善をやり続けるから成長がある。



ではそもそも不満といってもなぜ不満なのか?


その不満を解消するためにどうすれば良いのか?


本当にそれを理解していたり、それを突き止めていないことがありませんか?


ようするにあきらめてる。


不満に感じることは感覚的に間違ってはいないのです。


しかし知らないことがあることもあります。


それを知ろうとしていないこともあるでしょう。


知る必要がないと自分だけで決めつけているかもしれない。


ようするに自分自身まだまだできることはあります。


そんな集合体であればどんなに強い会社になるのだろう。


まあ大変ですけどね。


ただ一人一人が時間の経過とともに前向きにやることが大事。


といろいろ書いてますが・・・それでも・・・・


教えてくれない人が悪い!


自分は何一つ間違ってない!


くらいの人も見てきました。


そういう人は成長はそこでほぼ止まりますね。


成長というのは今の自分には出来ないことが出来るようになること。


そのためには自分以外の全てを否定するような人であってはダメです。


自分以外の何かを吸収して自分のものにすることが必要です。


そこで初めて現在の自分以上のことが出来るようになるんです。


これらは私の基礎です。


ただし自分の主張はしっかりとします。


そのうえで、またはその前に、相手の主張は聞きます。


それらを重ねて更なる成長や前進があるというものです。


そういう意味でも私より優れていると思う人はかなりいます。


というか部分的に私より優れている人は山ほどいます。


そんな私はその優れている部分を吸収したい。


そのためにはその人を尊重します。


相手の主張をかき消しすぎる自己主張には気をつけます。


謙虚な気持ちを忘れずにいたいと思っています。


それが成長につながると信じています。